ほうれん草

江戸時代に中国から渡来しました。大別すると、葉に鋸のような切れ込みの入った東洋種と、切れ込みが少なく丸く大ぶりの西洋種があります。東洋種は晩秋から冬に出回り、西洋種は春から初夏に出回ります。

旬は、東洋種が11月下旬~2月頃、西洋種が3~5月頃です。霜にあたると甘みが増し、栄養価も高まります。

栄養成分は、カロテン、ビタミンC・B1・B2、鉄分、カルシウムが豊富です。根元の赤い部分にはマンガンが含まれている。葉酸や亜鉛も含まれています。

カロテンが粘膜保護・目の健康に有効で、ビタミンCとともにカゼやガン予防、美肌効果に優れています。食物繊維は便秘改善に効果があります。鉄分や葉酸は、貧血の予防に有効です。カルシウム・マンガンは骨を丈夫にします。亜鉛は味覚を正常に保ちます。

ただ、ほうれん草に含まれるシュウ酸は、肌のシミの原因となり、カルシウムの吸収の妨げとなるのでゆでたら水にさらしてアクをできるだけ取り除きましょう。

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