カレイ(鰈)

目が片側(主に右側、左側のものもいる)により、目のある部分を上にして砂泥底で生息する平たい体の魚です。姿の似ているヒラメと区別する時には目の位置を基準に「左ヒラメの右カレイ」といわれます。

旬は12~2月(真カレイ)・ 6~9月(真子カレイ)・2~3月(めいたがれい)頃です。腹の白いものを選びます。腹に青みのあるものは、鮮度が落ちています。また身の薄いものは臭みがあるので、身の厚いものを選びましょう。

栄養成分としては、たんぱく質が多く脂質は少ない特徴があります。カルシウム、ビタミンB2、E、Dが多く含まれています。アミノ酸の一種のタウリンも多く含まれています。エンガワ(背びれと尾びれのつけ根の身)にコラーゲンが多く含まれています。不飽和脂肪酸のEPA、DHAも含みます。

豊富なコラーゲンが肌に弾力や潤いを与えて美肌をつくります。タウリンがコレステロール値を下げ、高血圧や動脈硬化を予防します。 ビタミンDは、カルシウム吸収を高めるので、骨粗鬆症の予防に有効です。EPA、DHAは、アレルギー症状改善やガン予防効果があります。DHAは、脳細胞を活性化させ記憶力を向上させます。

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