にんじん(人参)

原産地はアフガニスタンです。もともと、にんじんとは薬用の朝鮮にんじんの名称でしたが、根の形が似ていることから渡来当初この名称で呼ばれ、そのままこの名称が定着しました。

旬は9~11月頃です。軸の切り口の太いものは、芯が太くてかたいので避けましょう。

栄養成分は、根の部分にカロテンが大変豊富です。ビタミンC、カルシウム、カリウム、食物繊維等を含みます。生で食すより、油(ドレッシング等)と一緒に摂った方がカロテンの吸収が良くなります。
 
カロテンは皮膚や粘膜を強化し肌を美しくし、目を健康にして視力の低下や眼精疲労を防ぎます。また、がん予防の効果が高いです。カリウムが血圧を下げ、食物繊維がコレステロールを排出し、便秘改善や肌荒れ防止に働きます。カルシウムが骨や葉を丈夫にします。

にんじんには、アスコルビナーゼというビタミンCを破壊する酵素が含まれています。この破壊酵素は熱に弱いので、熱を通すことでビタミンCが破壊されるのを防ぐことができます。ジュースにする場合は、レモン汁や酢を加えるとビタミンCが破壊されるのを防ぐことができます。

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