だいこん(大根)

奈良時代に中国から伝わりました。原産地はヨーロッパ地中海沿岸から中央アジアといわれています。

多数の品種(長さ・太さ・色が異なります)があり四季を通じて出回りますが、主力は10~3月頃です。葉の切り口に「す」があるものは、実にも「す」が入っている可能性大です。

保存のポイントは、葉は根の部分の養分を吸い上げてしまうので、首の部分から葉を切り落とすことです。

栄養成分は、根の部分と葉の部分で異なります。根の部分には、消化酵素のジアスターゼが豊富です。辛み成分は、イソチオシアナートやメチルメルカプタンです。皮にビタミンCが含まれています。

葉の部分には、カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分、食物繊維の栄養成分が豊富です。また、ビタミンEも含まれています。

ジアスターゼは、胸やけや胃もたれ、二日酔いに効果があります。また、イソチオシアナートやメチルメルカプタンは、抗菌作用があり、かぜや食中毒の予防・改善の効果があります。ガン抑制にも効果があります。ビタミンCは、かぜをひきかけたときは生のおろしたての汁を飲むと効果的です。カロテンが皮膚や粘膜、目を健康に保ちます。カルシウムが骨を丈夫にし、精神を安定させます。鉄分が貧血の予防に効果的です。食物繊維が便秘改善・大腸がん予防に働きます。ビタミンEが老化を防止します。

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