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旬の食材と栄養成分11月
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りんご(林檎)
りんご(林檎)
りんごの原産地は、西アジアのコーカサス地方です。
約4000年前から栽培されている世界で最も歴史の古い果物です。
昔から「1日1個で、医者いらず」の健康に良い果物として有名です。
りんごの旬は10~12月頃です。
リンゴの放出するエチレンガスは、他の野菜や果物を追熟させる効果があります。じゃがいもの芽が出るのを抑制します。
リンゴの甘味成分の1つである果糖ですが、果糖のα型は冷やすとα型の3倍も甘いβ型に変化するので、より甘味を強く感じられます。
ですので10度前後に冷やして食すると、一番リンゴを美味しくいただけます。
リンゴはつるが太く、実が良く締まっていて、重量感のある表面につやがあり、おしりまで色づいたものを選びましょう。
りんごは涼しく、暗所で保存し、食べる前に冷やして食すると一層おいしくいただけます。
栄養成分は、果糖やブドウ糖が主成分です。
ビタミンC、カリウム、リン、食物繊維のペクチンなどを含みます。酸味成分は、クエン酸、リンゴ酸です。ケルセチンやカテキンを含みます。
果糖・ブドウ糖・リンゴ酸・クエン酸が疲労を回復に有効です。
リンゴ酸・クエン酸は、肩こりや腰痛を防止し食欲も増進させます。
ペクチンは、便秘を解消し大腸がんを予防します。
また、糖質を吸収して血糖値を下げる働きもあります。カリウムが血圧を下げて、高血圧を予防します。
ケルセチンやカテキンは、抗酸化作用があり、がんや動脈硬化の予防に効果があります。
なお、アルミ鍋の黒ずみを落とすには、りんごの皮を水とともに鍋に入れて中火で煮ます。クエン酸やリンゴ酸の働きで黒ずみがとれます。