たけのこ(筍)

たけのこで食用になるものは孟宗竹、淡竹、真竹などがありますが、通常に販売されているのは孟宗竹です。タケノコを食用しているのは、日本と中国といわれます。

たけのこの原産地は中国江南地方で、十八世紀に沖縄を経て渡来しました。竹の子はイネ科の野菜で、旬は3~5月頃です。

皮のつやがよく、ずんぐりむっくりのずっしりと重いものを選びましょう。切り口が白く、みずみずしいのかもチェックしましょう。ゆでる時にヌカを入れてゆでると、ヌカがアクを吸着してくれます。掘りたての筍は生でも食べられます。

ゆでて、丸のまま冷凍すると繊維がこわれ、味が大変落ちます。冷凍は避けましょう。ただし、細かく切って煮て、味付けしたものなら冷凍でもかまいません。

栄養成分は、食物繊維、カリウムが豊富です。たけのこ特有の白い成分はチロシンです。えぐみの元はシュウ酸です。ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、アスパラギン酸等も含まれます

食物繊維が豊富なので、便秘や大腸ガン、動脈硬化の予防・改善に効果があります。また、コレステロール値を下げたり、血糖値の急激な上昇を防いでくれます。カリウムがむくみや高血圧に効果があります。さらに、チロシンは、老化防止に効果があります。

低カロリーなのでダイエット食にも最適です。

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