クレソン

明治の初めに日本に伝来した、中部ヨーロッパ原産の野菜です。学名はナスタチューム・オフェチナーリスで、オフェチナーリスは薬効があるという意味です。露地ものの旬は、3月~9月頃です。肉の脂肪を分解する働きがあるので、肉料理と一緒に取るとよいです。

栄養成分は、カロテンやビタミンC・K、葉酸を含みます。鉄分やカリウム、カルシウムなどのミネラル類も豊富に含んでいます。不溶性の食物繊維を多く含んでいます。辛み成分はアリルイソチチオシアネートです。

カロテンが粘膜を強化し、視力の衰えを予防する働きがあります。鉄分と葉酸が貧血を予防します。ビタミンCが肌を美しくし、ビタミンKが骨を丈夫にします。食物繊維が便秘を解消する働きがあります。辛み成分のアリルイソチチオシアネートが胃もたれを解消し食欲を増進させる働きとともに、ガンを予防する働きをします。

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